2021/11/18

ゴッホの絵を買った

 ゴッホの絵「星月夜」の複製画を買った.小学生の頃から,この星月夜が好きでした.ある時のWEB会議で自宅からの参加者の後方に絵画が掛けられているを見つけ,素敵だなと感じました.自宅に絵画を掛けたくなり,星月夜を探しました.

星月夜を探して

まずは,ネットでレプリカを探しました.人の手でコピー (肉筆画) を作成しているものが多数あります.キャンバスに油絵の具で書くので,元の絵の雰囲気が出せると思いました.しかし,実物を見ることができなので購入に躊躇しました.レプリカを販売している都内のギャラリーで聞いたところ「出来上がりは購入してみないとわからのでおすすめできません」とのことでした.それよりか「リトグラフの方が本物に近い」と言われました.リトグラフはかなり高価です.これも諦め,最終的には Amazon でプリキャンバス複製画・ 【立体仕上げ】(12号サイズ)を購入しました.


空いた壁に飾るのには良い感じです.表面には凸凹がありますが,細部をよく見ると値段相応です.アートキャンバス (布地) に直接印刷ということで,布地を期待しましたが,なんかビニールっぽいです.木枠は軽くて良いです.自宅に飾った感じは以下のとおりです.満足しています.
壁に飾った星月夜


レプリカで十分

3D プリンターの技術で,油絵の具の凸凹も再現した絵画ができないものかと思います.これが実現したら,安く品質の良いレプリカが出回り,多くの人が自宅に気に入った絵画を飾ることができます.質の良いレプリカで十分です.本物でもレプリカでも美しいことには変わりがないからです.

25 年ほど前,出張のついでにモスクワの美術館に行きました.多分,トレチャコフ美術館だと思いますが,記憶が怪しいです.その時に,印象的な光景がありました.古代遺跡の展示品の前で,小学生くらいの男の子や女の子が遠足のような感じで,思い思いに美術館で絵を描いていました.座ったり,寝転がったり自由気ままです.何を描いているのか興味があり,その展示品のプレートを見ると「replica」と表示がありました.本物と言われても誰も気が付かないレベルです.このとき,レプリカで十分であることに気が付きました.本物がひとつやふたつあって,それだけの展示よりかは,レプリカが100個有ったほうが,教育的ですね.大部分の見学者はそれで十分です.

このときの経験から,美術館や博物館はレプリカで十分と思うようになりました.少数の本物よりも,質の良い大量のレプリカの方が楽しめます.必要な費用も,圧倒的に少ないでしょう.本物をありがたる人には,それはそれで勝手にしろと思います.

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