近頃のテレビ番組がつまらない.私が見る番組といえば,
- 会社に行く前の朝 15分ほど,テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」
- 日曜日の昼,テレビ東京「なんでも鑑定団」
- プロ野球の広島カープ戦
くらいです.息子 (大学生) は,ほどんどテレビを見ません.居間にあるディスプレイは,広島カープ戦か Amazon プライムビデオが写っている時間が長いです.あとは,カミさんが録画したドラマを見ていますね.
テレビの制作会社に勤めていた友人から聞いたことがあります(2013年ころ).
テレビ局からの制作費がかなり削られている.これからは,良い番組を作ることはできない.テレビは終わりだ.(注意: 番組の制作はテレビ局ではなく,下請けの制作会社が行う)
番組制作費が削られているので,できるだけ安く作ることが求められているようです. だから,近頃の民放のテレビ番組は安ぽい番組が多いのでしょうね.そこで,テレビとその他のメディアの広告費の推移を調べてました.広告費の調査結果をプロットします(下図).
日本の広告費の変遷 (電通の日本の広告費から算出) |
この結果を見る限り,テレビは新聞や雑誌よりも,広告費の低下の割合が少ないことが分かります.ただし,後者 (新聞,雑誌) は広告が無くても,これらの売り上げで収入が得られます.テレビは有料にしない限り,広告費の低下は死活問題です.テレビの広告費は 2016年あたりから段階的に下がり始め,2020年は大幅な低下です.インターネット広告の増加からも,今後のテレビ広告費の低下は免れないと思います.
メーカーで広告担当の友人の話です.
Google は良いよ.その人に応じた広告をピンポントで出すことができる.Google は,広告を出す視聴者の属性を細かく提案してくる.例えば「20歳台の女性で,XXXに興味がある人」に,特定の商品の広告を出すことができる.
とのことです.インターネットを閲覧した時に表示される Google の広告は効率が良いとのことです.広告主からもテレビは見放されつつあります.
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