2021/10/29

ホワイトカラーの生産性を上げるために必要なこと

これまで長いこと民間会社で,エンジニアーの仕事をしてきました.管理職との二足のわらじを履いている期間も長かったです.私が若い頃から今でも,ホワイトカラーの仕事の生産性が問題になっています.このホワイトカラーの生産性について,私の考えを述べます.ただし,私はエンジニアーの仕事の狭い世界しか知らないので,一般化できるかどうかはわかりません.

様々な人がいろいろなこと言っていますが,私の経験から,ホワイトカラーの生産性を上げるために,必要なことはたった2つだと思っています.

  • 適切な仕事配分:  適切な質と量の仕事を与えること.
  • 正当な評価:  仕事の成果に対して正当な評価をすること.

いずれも管理職 (経営者側) の基本的な仕事です.これができると,ホワイトカラーの生産性は劇的に上がると考えています.

適切な仕事の配分 (質と量) はスキルの低い人への配慮です.能力やモチベーションの低い人,新人へ対応です.これらの人は本人が努力してスキルアップしなくてはなりませんが,それを促すように仕事を与えることが大事です.新人の場合は比較的容易ですが,ある程度年数を経た人に適切な質と量の仕事を与えることは困難です.なだめすかし,手本を見せて,褒めてその気にさせなくてはなりません.とても時間がかかりますし,忍耐が必要です.

正当な評価はスキルの高い人への配慮です.この人達は正当に評価されると,モチベーションを保ったまま素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれます.逆に,正当な評価をしないと,最悪の場合,会社を辞めてしまうでしょう.その損失は計り知れないです.正当に評価することの難しさは,評価を低くせざるを得ない人をどうするかです.特に,日本社会では,低い評価をつけることが難しいですね.

この2つのこと (適切な仕事配分,正当な評価) はテレワークにおいても,とても大事です.これらができると,テレワークは効率的なシステムになると考えます.自主性に任せたテレワークは,ありえないと考えています.自主性は管理職の怠慢だと考えています.

ここで述べたことは,多くの人が気がついているはずです.それにも関わらず「なぜ,できなかったのか? どうすればよいのか?」を考える必要があると思います.

2021/10/27

Tiny Basic で円周率の計算 (z80 手作りコンピューター)

 かつて一斉を風靡した Z80 (Zilog 社製, 8 ビット) を使い,Tiny Basic を動かし,円周率を計算したいと思っている. コンピューターのハードウェアーとソフトウェアーの勉強になるとでしょう.なによりも,面白そうです.

Zilog Z80 CPU

今どきの CPU はとても精緻で,はんだ付けしてコンピューターを作ることはほとんど不可能です.ハードウェアーのみならず,ソフトウェアーもなかなか手強いです.ハードウェアーからソフトウェアーまで手作りとは行かないですね.その点,Z80 のような 8 ビット CPU だと,私のような者でも CPU 動作や機械語を理解することは可能です.

最初はコンピューターの製作です.CPU とメモリー,外部入出力を取り付けて,コンピューターのハードウェアーを制作します.ユニバーサル基板にラッピングワイヤーかプリント基板で作ります.今どきはプリント基板も安いので,プリント基板かなー.

次に,Tiny Basic を構築します.これはマシン語で書きます.すると,自分で言語を作っている気になります.

Tiny Basic で円周率を計算するプログラムを書きます.小数点以下 1000 桁くらいは,計算したいです.計算時間は,どれくらいだろうか.

2021/10/20

ユーラシア大陸横断鉄道の旅

ウラジオストクからシベリア鉄道に乗って,モスクワに行きたい.そこから,列車を乗り継いで,リスボンまで旅をしたい.実際にそれは可能で「ウラジオストクからリスボンまでの路線」に案内があります.ルートは下の地図の赤 → 緑 → マジェンタ → シアンです.モスクワまでは7日くらいで,モスクワからパリまでは2日間,パリからリスボンまでは1日から2日くらいです.急げば10日くらいで行けそうですが,途中で,観光をするので2から3週間と考えたほうが良さそうです.

シベリア鉄道はウラジオストクから乗るのが正統ですが,北京からウランバートルを通るルートもあります.それも人気があるようで,二回は乗りたいですね.

シベリア鉄道に乗りたい理由は,五木寛之の小説の影響です.内容はとっくに忘れましたが,高校生の時によく読んでいて,ソ連や東欧を舞台にした物語がいくつかありました.そのころから,東ヨーロッパに興味がありました.旅なら「鉄道だぜー」という感じです.

リスボンはユーラシア大陸の端っこで,なんとなくロマンがあります.北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」では,印象的に書かれています.ぜひ行ってみたい街です.

ウラジオストックからリスボンまで (赤 → 緑 → マジェンタ → シアン)

シベリア鉄道は,高校の時の親友と乗りたいと思っていました.お互い,仕事が一息ついた還暦過ぎたあたりと考えていたのですが,その友人は6年前に突然亡くなってしまいました.とても残念です.忙しくてももう少し会っておけばと,後悔しています.

2021/10/19

天体望遠鏡を作り,光速度を測定したい

僕はセミリタイア後に,天体望遠鏡を自作したいと思っています.ガリレオが見た木星の衛星を自分の作った望遠鏡で見たいですね.そして,それで木星の衛星を精密に観測し,光速度を求めてみたいと考えています.レーマーが1676年ころに光の速度を求めた方法をたどってみるつもりです.

木製とその衛星
(https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jupiter-and-its-moons-bozanowski-20090902.jpg)

木星の衛星の周期を使った光速度の測定には面白い歴史があります.「光速の測定実験は航海図の作成がきっかけだった: 光と色と」に詳細が書かれています.ここでは,簡単に話をします.

レーマーが光速度を求めた,1600年代のヨーロッパは大航海時代です.正確な世界地図がとても重要でした.世界地図を作るためには,経度と緯度が正確に分からなくてはなりません.緯度は北極星を観測すれば測定可能です.経度が問題です.正確な時計があれば,経度は分かります.太陽が南中した時のロンドン時間が分かれば,ロンドンとの経度の差が分かります.当時は,航海に持って行っても狂わない正確な時計はありません.そこで,天空に目をつけた人がいました.木星の衛星は正確な周期で木星の周りを回っています.これを時計の代わりに使います.そのために,木星の周期の正確な測定が行われました.実際は食の時刻を測定します.測定の結果,おかしなことが判明しました.季節によって,食の周期がすこしずつ異なります.レーマーは光速度が原因と考え,光速度を計算しました.レーマーが求めた光速度は,2.1×108 m/s でした.人類が初めて求めた光速度で,結構正確です.

地上では,精度の良い時計の開発が進められました.特に功績のあったのがイギリスのジョン・ハリソンです.彼の功績については「ジョン・ハリソン(1693-1776) | THE SEIKO MUSEUM GINZA セイコーミュージアム 銀座」に,詳しい説明があります.ジョン・ハリソンは,1761年に81日間で誤差はわずか5.1秒の時計「マリンクロノメーター H-4」を完成させます.これで,経度の測定の問題が解決されました.と同時に,天上と地上の時計の争いにも終止符が打たれました.


2021/10/01

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