物理を目指したきっかけ

私は物理を勉強しましたが，理解をしているかと言われると，かなり怪しいです．ただ，今でも好きでちょくちょく勉強しています．そもそも，私が物理を目指したきっかけは，高校一年生のときの数学の授業です．当時，ベクトルの基礎的なことを学んでいましが，少々飽きていました．ある日の数学の授業の前に，席の後ろの方で「水を飲んでいるとき，牧野先生に水の描く曲線の関数は?を言われたよ」という話が聞こえました． その時の数学を教えてくれたのが牧野先生でした．

授業中に時間があったので，その曲線の方程式を色々と考えていました．なかなか良いアイディアが浮かばず，問題を単純化しようと質点の運動を考えました．当時「大砲の打ち出す角度が45度の時に最も遠くに飛ばせる」ことを知っていました．まずは，これの確認ののために，質点の打ち出す角度と到達距離の関係を導くことにしました．試行錯誤の末，以下の式を導くことができました． \begin{align} L=\frac{v^2\sin\theta\cos\theta}{2g} \end{align} 高校一年生当時，この式が正しいかどうかはわかりませんでしたが，学習したばかりの三角関数が使えたことが嬉しかったです．高校二年生の時の物理の授業でこの式が正しいことがわかり，かなり嬉しかったです．そんなこんなで物理が面白そうだと思い，物理学科を目指すことになりました．その前は電子工学科のようなところをぼーっと考えていました．