ブダペストへの出張に使った国際空港 (成田, ドバイ, ブダペスト, フランクフルト, 羽田) の状況から、日本の COVID-19 (コロナ) 対応が世界水準からかなり遅れていると感じました。成田空港第二ターミナルは人が少なく活気がありません。それに比べ、他の空港は通常状態で活気があり、間違いなく、経済活動はコロナ前に戻りつつあるようです。下の写真は各空港の様子です。成田空港の第二ターミナルはほとんど人がいませんし、航空会社の窓口は閉まっています。それに比べ、ドバイ空港やフェレンツリスト国際空港 (ブダペスト)、フランクフルト空港は人でいっぱいでした。到着の羽田空港では、いたるところに「写真撮影禁止」のシールが貼られていました(バカ丸出しです)。写真すら撮れないです。
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成田空港第二ターミナル |
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ドバイ国際空港 |
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フェレンツリスト国際空港 (ブダペスト) |
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フェレンツリスト国際空港 |
日本以外の入国 (ドバイ, ハンガリー, ドイツ) はとても簡単で、コロナの審査はありませんでした。それに比べ、日本は48時間以内のコロナ検査とスマホへの分けの分からないアプリのインストールが義務付けられており、挙句の果てに羽田空港で唾液検査をする始末です。飛行機が到着してから飛行場を出るまでに、二時間ちょっと要しました。
コロナの患者をゼロにするのは無理だと考えます。インフルエンザが無くならないようにコロナも無くならないという見解もあります。その一方で、コロナウィルスの弱毒化は進んでいます。コロナウィルスが出現したとき、ある細菌 (ウィルス?) 学者が次のように発言していました。
コロナはなくならないだろう。徐々にコロナウイルスは弱毒化し、そのうちにインフルエンザのようにありふれた病気になると考えられる。
まさに、この発言の通りに、事態は推移しています。
政治判断で大事なことは、コロナがインフルエンザと同等とみなして、社会活動を元に戻すことです。すでに諸外国は、その時期と判断し、社会活動を元に戻しています。それに比べ、日本はとてもやることが遅いです。このままだと、日本は世界から取り残され、諸外国から相手にされなくなる懸念があります。一刻も早く、政府が「コロナ対応は終わりだ」と宣言して欲しいです。
宣言をするためには、ちゃんとした統計情報に基づいた説明が必要でしょう。テレビによく出ているような統計を示さない (理解できていないかも) 学者ではダメです。テレビでの討論は、誰かが言ったように「小中学校の学級会レベル」です。とても学者とは思えない人が多いです。肩書なんかに騙されてはダメだよなー。